この度gm tenは、日本の少女マンガの基礎を築き画業50周年を迎えた漫画家・花村えい子の展覧会を開催致します。本展は会期中、3度にわたっての展示替えを試みます。12月20日からは「A. トキメキ編」。60 -70年代に雑誌で連載された漫画やショウワノートの表紙、着せ替えなど当時の原画を中心に展示します。ドキリとするほど純真無垢なキラキラ輝く瞳で微笑みかける少女達。色褪せることのないその世界は強烈なインパクトで私たちを惹き付けます。1月13日からは「B.抒情編」。美しくたたずむ伏し目がちな、どこか遠くを見つめている女性達。耽美で抒情的な世界や、妖しの世界が描かれた作品を中心に構成します。そして最後の展示は「C.いまどき編」。「今、描きたいこと」をテーマに、イラストや詩など「漫画」の世界に留まらず自由に表現し、新作を中心に展示します。作家の素顔が覗ける貴重な2週間です。本展は何度訪れてもお楽しみ頂ける見逃せない展覧会となることでしょう。 会期中には作家を交えたイベントも開催致します。( 情報こちらのサイトにてお知らせ致します。 ) 是非、この機会に花村えい子ワールドを存分にご堪能下さい。

[場所]gm ten
東京都港区麻布十番4-1-7三和第二ビル3F
都営大江戸線・地下鉄南北線【麻布十番駅】
3番/4番 出口すぐ
さわやか信用金庫コインパーク の間、1階に やきとん という飲食店が入っているビルの3階です。ビルの壁に 葉山国際カンツリー倶楽部 と大きな看板が出ています。ビルの入り口には自動販売機があります。
[期間]2009年12月20日 (日) - 2010年2月7日 (日)
A.トキメキ編 12月20日(日) - 2010年1月11日 (月・祝)
B.抒情編 1月13日(水) - 1月24日 (日)
C.いまどき編 1月26日(火) - 2月7日 (日)
[開廊時間]12:00 - 20:00 月曜休廊(祝日の場合は翌日休)
*12/21は開廊 年末年始12月28日(月) - 1月4日(月)
[企画担当]工藤千愛子 (gm projects)
[企画協力]Calla Co.,Ltd., tomoko mano
[主催]gm projects
[問い合わせ]info@gmprojects.jp
[レセプション]2009年12月19日 (土)  18:00~


花村 えい子
(社) 日本漫画協会理事、東京工芸大学客員教授、仏ソシエテ・ナショナル・デ・ボザール正会員。埼玉県生まれ。1959年、貸本漫画「別冊・虹」(金園社:金龍出版社)に「紫の妖精」を発表してデビュー。1963年、雑誌「なかよし」(講談社)に「白い花につづく道」を発表以降、少女フレンド、マーガレット、少女コミックなどに次々と作品を連載し、少女漫画のパイオニアとして活躍する。文房具のキャラクター画、着せかえのぬり絵やイラストは、当時の少女達に大人気となり、ブームとなる。その後、読者が少女から大人へと成長すると共に作風も変化し、女性誌などで内田康夫の浅見光彦シリーズや連城三紀彦、夏樹静子、東野圭吾らの文芸・ミステリーを原作とする作品を手がけ、現在も多くの作品を発表し続けている。2008年、パリの百貨店ボンマルシェにて、 「eico フェアー」が開催され、 カワイイ少女たちのイラストとグッズが注目される。2009年9月には、画業50年を綴った自伝「私、まんが家になっちゃった!?」(マガジンハウス)より刊行。矢島美容室や大塚愛のCDやPVで、作品が使用されている。
http://www.eico-hanamura.com